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W-01 / FLAGSHIP

Onedrop 学習塾 業務システム

開業時の業務整理から伴走した、統合業務基盤

個別指導塾 Onedrop の開業前から技術面で参画し、出席・通知・月次レポート・シフトを一つの仕組みに統合しました。2025年から教室で毎日動き続け、いまも現場の声で育っています。

STATUS: 本番稼働中 / 2025 —

課題PROBLEM

開業を控えた少人数運営の塾では、入退室の記録、保護者への連絡、月次の報告、スタッフのシフト調整が、すべて手作業になる見込みでした。事務に時間を取られれば、そのぶん教える時間が削られます。「誰が・何を・いつ」を仕組みに預けることが、開業前からの課題でした。

はじまり — FROM ZERO

最初の本番開発は、現場の会話から始まった。

この仕組みに着手したとき、わたしには本番の業務アプリを開発した経験がありませんでした。出席のデスクトップアプリも、通知サーバーも、Google Apps Script のポータルも、実務で作るのは初めてでした。

コードの書き方や実装方針は、AI と確認しながら一つずつ固めていきました。分からないことを調べ、選択肢を比べ、動くところまで持っていく——その作業の相棒として AI を使いました。

ただし、この仕事の中心は実装ではありませんでした。何を作るか、どの機能は省くか、どの運用に合わせるか——それを決めたのは、塾の運営者との密な対話です。現場で本当に困っていることを聞き、作ったものを使ってもらい、返ってきた声でまた直す。その往復を何度も重ねて、仕様は現場の形に近づいていきました。

技術はあとから覚えられます。けれど「何を作るべきか」は、現場との会話からしか出てきません。その対話こそが、この仕事で一番の設計ツールでした。

設計判断DECISIONS

NOTE 01 — 主判断

Raw / Master / Mart の3層データ基盤

現場の入力はそのまま保存し(Raw)、正規化(Master)と見せ方(Mart)を分けています。運用しながら項目を変えても過去のデータが壊れません。開業期の「仕様が固まりきらないまま走る」状況に耐えるための構造です。

NOTE 02

入室時の3つの質問 — 気分・睡眠・来所目的

教育心理学の知見からの判断です。出席の打刻を「生徒が今日の自分を一度言葉にする」入口に変えました。記録のための操作に、自己理解という意味を重ねています。

NOTE 03

親しみやすい Google の仕組みで、0 から組む

出発点に決まった仕組みがあったわけではありません。データベースの設計から入るのではなく、Google Forms のように経営者がふだんの感覚で使える道具を提案し、「何をどう記録するか」のイメージを 0 ベースで一緒に固めていきました。現場が直接覗ける場所にデータが置かれるので、運用が続きます。

NOTE 04

月次レポートはワンクリックで

月末の集計・転記・整形を自動化し、レポート作成の手作業をなくしました。続けられる報告は、手間がない報告だけだからです。

体験への効き方FOR WHOM

生徒

QRカードをかざし、3つの質問に答えると入室完了です。自分の状態を言葉にする小さな習慣が毎回ついてきます。

保護者

入退室がそのつど通知で届きます。月末には学習の様子がレポートとして届きます。

職員

出席簿・レポート・シフト調整の手作業が消え、教えることに時間を使えます。

QRカードをかざして入室を記録する手元
図1 — QRカードによる入退室の記録
入室時に表示される気分の質問画面
図2 — 入室時の3つの質問(気分)

運用IN OPERATION

2025年4月から本番稼働しています。出席管理から始まり、通知・レポート・シフト・勤怠へと現場のフィードバックで段階的に拡張してきました。いまは Google Apps Script で出席記録と連動したポータルサイト、出席記録を可視化するダッシュボード、AI 解説付きのレポート生成といった拡張に取り組んでいます。この机の上で唯一、いまも育ち続けている仕事です。

Onedrop 公式サイト →

TECH

Python / Kivy ・ Flask ・ Google Apps Script ・ Google Forms・Sheets・Calendar・Gmail API ・ ReportLab ・ PostgreSQL ・ Claude Code

開発記録

W-01 / FLAGSHIPOnedrop 学習塾 業務システム2025 — 現役。机で唯一、いまも育っている← 机に戻る